この記事は「車のパワーシート」についてまとめています。
- パワーシートとは?
- マニュアルシートとの違いは?
- パワーシートのメリット
- パワーシートのデメリット
車のカタログで出てくるパワーシート、高級車に標準装備されていることが多いですね。
また、トヨタブランドといった比較的リーズナブルな価格帯の車であっても上位グレードに装備設定がある場合がります。
あまり車に詳しくない人には聞きなれない言葉かもしれません。
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
パワーシートが欲しくてわざわざ上位グレードを選択される方もいらっしゃいます。
ですが、グレードをあげると価格が上がりますよね。
あがる価格に見合うだけの価値や性能があるのでしょうか?
今回は、「パワーシートとは?」という疑問から「パワーシートのメリット・デメリット」を含めた紹介まで行っていきたいと思います。
この記事を見てからグレードを選んでも遅くはないですよ。
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Contents
パワーシートとは?マニュアルシートとの違いは?
パワーシートは電動モーターで動くシートです。
電動シートとも呼ばれています。
パワーシートは、シート自体に電動のモーターが内蔵されており、自分が調整したいと思う場所のスイッチを押している時間だけ動きます。
それにより、「前後」や「リクライニング」といったシートポジションの調整を電動で行うことが出来るシートになります。
一般的には「前後」「リクライニング」のものが多いです。
マニュアルシートは手動タイプのシートとなります。
パワーシートとマニュアルシートの違いはシートポジションの調整方法が手動か電動かどうかです。
マニュアルシートは、レバーを引いて自身の体重を掛けてシートを動かす必要があります。
また、パワーシートの「前後」や「ランバー」といった電動で調整できるポジションは車によって変わります。
レクサス私が所有するレクサスRXを例に挙げると…
調整できるのは「前後」「クッション前端」「シート全体の上下」「リクライニング」「ランバー」の10Wayです。
車によってはかなり多くの場所を電動で調整可能です。
後ほど紹介しますが…
パワーシートはマニュアルとは違い、電気信号で電動モーターを作動します。
その為、電気信号の出し方で様々な動きを自動で可能です。
「シートポジションを記録しておくシートメモリー」
「車への乗り降りを容易にするパワーイージーアクセス」
といった便利機能もパワーシートならではの機能です。
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パワーシートのメリットは?
- 無段階調整
- 高級感がある
- シートポジションメモリー
- パワーイージーアクセス
それぞれについて詳しく紹介します。
無段階調整
パワーシートでは各シートポジションが無段階で調整可能です。
電動モーターでシートの微小な位置調整も可能なので、自分の体に合った絶妙なポジションに調整することが可能です。
マニュアルシートの場合は、段階分けされた位置でしかシートを固定できない為、微妙な調整が出来ません。
マニュアルシートの調整が1,2,3,…段階であったとしたら、
パワーシートの調整は、1.1,1.2,1.3,1.4…段階といったような小数点以下まで動かせる非常に細かい段階分けが可能です。
マニュアルシートの場合は…
ということがありますが、電動シートではそれが無いです。
ホント自分の体に合った絶妙な場所に設定できるので私は重宝しています。
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上質で静か
パワーシートは高級車に標準装備されているということで上質感があります。
ここはイメージの部分ではありますが…。
マニュアルシートは動かすときに「カチカチ、ガチャン」という機械音がします。
しかし、パワーシートでは電動モーターの「ウィーン」という静かなでスマートな音が上質さと高級感を感じさせます。
マニアックな話になりますが、電動モーター作動音も車によって違うのでよく聞いてみてください。
やっぱり作動音は新しく発売された車の方が良いですね。
特にUXとか現行クラウンの電動モーターの動きはスムーズで良いです。
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シートポジションメモリー
パワーシートには車種によってシートメモリーが装備されている車種があります。
シートメモリーは名前の通り記録した位置に自動でシートをセットしてくれる機能です。
1台の車を家族や複数人で共有している場合は便利な機能です。
男性と女性では体格が違う場合が多いので、必然と運転手が変わればシートを調整する必要があります。
ですが、シートメモリーがついていればボタン一つでその人専用のシートポジションに自動で動いてくれる優れものです。
メモリーは私のしかないですけどね…。
その車を1人の人しか運転しない場合はあまり必要のない機能かもしれませんが…。
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パワーイージーアクセス
このパワーイージーアクセスも電動モーターで作動するパワーシートならではの機能です。
車の乗り降りの際にシートが自動で動いてくれます。
降りる際には、降りやすいようにシートが自動で後ろに下がります。
逆に乗る際には、自動で降りる直前のシートポジションに自動で動きます。
これ、すごく便利な機能です。
特に降りるときはシートが後ろに下がって前方のスペースが広がるので降りやすいです。
車種によってはステアリングも電動で邪魔にならないポジション(上がって引っ込む)に動くのでさらに前方のスペースが広がって良いですよ。
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パワーシートのデメリットは?
- 動きが遅い
- 車両購入価格が上がる
- 修理費用が高い
それぞれについて詳しく紹介します。
動きが遅い
パワーシートの最大のデメリットだと思っています。
微調整で動かす分には最適な機能となるのですが、シートを大きく動かす際などはあまりの遅さにイラつきます。
後部座席のチャイルドシートに子供を乗せる際に運転席を電動で前に動かしてスペースを確保するのですが、5秒ぐらいかかります。
「5秒ぐらい待てや!」と言われたらそれまでですが…。
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車両購入価格が上がる
パワーシートが装備されている車は高級車もしくは上位グレードとなるので車両購入価格が通常よりも高いです。
パワーシートを目的として高級車を購入する人はいないと思いますが…。
一般価格帯の車ではパワーシートが欲しくてグレードを上げる場合やオプションを装備する場合は、確実に価格が上がります。
プリウスを例に挙げると…
マニュアルシートが標準である「S」「E」グレードの価格は約257~278万円。
それに対して、パワーシートが標準装備である「A」「Aプレミアム」グレードは約290~335万円です。
パワーシートが標準装備であるグレードの最低価格が約290万円なので、パワーシートが標準装備のグレードを購入しようとすると約12~33万円も価格が上がります。
余談ですが、レクサスRXにも後部座席をパワーシートにすることが出来るのですが、オプションで約8万円もします。
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修理費用が高い
パワーシートはマニュアルシートと比較して構造が複雑で電気部品を多く使用しているため故障時の修理費用が高くなります。
モーターや電子基板といったハイテク機器がシートの下に内蔵されているので、トラブルシューティングや交換の時間といった工賃もマニュアルシートと比較して高くなることが予想されます。
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パワーシートのまとめ
- パワーシートは電動モーターで動くシート
- ポジションメモリーやイージーアクセスがある車種もある
- 無段階調整で最適なシートポジションにセット可能
- 動きが遅い
- 車両価格が上がる
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おわりに
パワーシートについてご理解いただけましたか?
メリット・デメリットをよく知ったうえでパワーシートを装着すれば、後で後悔することも少ないはずです。
個人的には、動きが遅いというデメリットが気にならず、予算が許せば装着をオススメします。
パワーシートは特に運転席で高い効果を発揮します。
運転中の姿勢は非常に大切で、ハンドルの切り方や疲れやすさにも影響します。
そういったものは少し間違えれば事故にもつながりかねません。
そういった事故のリスクを少しでも減らすためにもパワーシートはオススメですよ。
シートメモリーやイージーアクセスといった便利機能も非常に使える機能です。
あまりついている車種が無いので所有満足度もあがりますし。
今回の記事が、パワーシートについて悩まれている方の助けになれば幸いです。