この記事は「後付けシートベンチレーション(シートクーラー)」についてまとめています。
- 後付けしたシートベンチレーション(シートクーラー)
- 後付けの方法
- 効果検証
- メリット・デメリット?
- どんな車におすすめ?
どうもカズウラです!
夏です!
夏場になると嫌になるのが暑さによるシートの蒸れ…
特に革製シートの車は、ほんとに嫌になるくらい蒸れます。
そんなシートの蒸れを解決するための便利装備がシートベンチレーションです。
また、シートベンチレーションはシートクーラーとも呼ばれます。
以前は、レクサスRXを例にシートベンチレーションについてご紹介させていただきました。
その中で、純正のシートベンチレーションはメーカーオプションの為「後付け出来ない」とご紹介させていただいています。
ただし、社外品で後付け用のシートベンチレーション(シートクーラー)が何種類か販売されております。
その中から、私が良いと思ったおすすめのシートベンチレーション(シートクーラー)を購入し、後付けしてみたので人柱としてレビューしたいと思います。(笑)
後付けした車は、ハスラーです。
また、商品レビュー以外にも「シートベンチレーション(シートクーラー)の有り無しで温度がどの程度違うか?」の検証も行っています。
ちなみに、後付けしたシートベンチレーション(シートクーラー)はこれです↓
今回ご紹介する記事は、シートの暑さや蒸れに悩んでいる方の参考になると思います。
特に革シートの車にお乗りの方は必見です!
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Contents
後付けしたシートベンチレーション(シートクーラー)
上の写真が私がハスラーに後付けしたシートベンチレーション(シートクーラー)の表面です。
この面が直接座る部分ですね。
見た目は高級感があり、作りもしっかりしています。
メッシュ素材の中に透けているのがシートベンチレーション(シートクーラー)の風を起こす機構となっています。
シートに座った際、蒸れるであろう場所にはメッシュ素材になっており、それ以外の部分は革素材になっています。
革部分は、しっとり柔らかいといった感触です。
ステッチがレッドと高級感以外にもスポーティ感も与えてくれます。
よくある、黒シートにレッドステッチの組み合わせには違和感なくマッチしそうですね。
裏側は滑りずらい素材になっており、シート自体にシートベンチレーション(シートクーラー)を固定するためのバックル、チャック、フックが出ています。
また、12V電源用のシガーソケットのケーブルも出ています。
操作するためのボタンは右太もも部分についています。
風の強さを「弱」「中」「強」の中から選択できます。
また、マッサージ機能も有しており、その機能のON/OFFを切り替えることが出来ます。
現在の動作状態は、ボタン左側についているライトで確認可能です。
シガーソケットは、12V対応です。
USB端子が付いていると便利なのですが、そんなものは無し。
ケーブルの長さが微妙に短いです…。
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後付けシートベンチレーション(シートクーラー)の取付方法
後付けシートベンチレーション(シートクーラー)の取り付け方法をご紹介します。
取り付け自体はかなり簡単です。
汚れ防止のシートカバーなどと同じつけ方で、5分もあれば取り付け可能です。
まず、ヘッドレストにバックルを固定します。
続いて、シートの背もたれと座席の間にチェックを通します。
そして、通したチャックをシートバック部分で上の写真のようにしてひっかけます。
最後にフックをシート下の適当な場所にければ取り付けは完了です。
ハスラーの場合は、ちょうど良いバーがあったのでそちらにフックをかけました。
シートベンチレーション(シートクーラー)をシートに固定したらシガーソケットに接続して電源を入れます。
風量調整ボタンとマッサージON/OFFボタンを押して動作したら取り付けは完了です。
ちなみに写真の一番上のライトは電源が入ると点灯するライトです。
紛らわしいですがマッサージON/OFFのライトではないです。
後付け前↓

後付け後↓
ハスラー Jスタイルのシート自体がシックで高級感のある色使いだからでしょうか?
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後付けシートベンチレーション(シートクーラー)の効果を検証
後付けシートベンチレーション(シートクーラー)の効果を検証をしたので紹介します。
検証した車は、ハスラーとレクサスRXとなります。
ハスラーのファブリックシートだけではなく、レクサスRX皮シートでも検証しました。
個人的にはファブリックシートより皮シートの方がシートベンチレーション(シートクーラー)の需要が高いと思います。
皮シートの蒸れと暑さは半端ないですからね!(笑)
検証方法としては…
「シートベンチレーション(シートクーラー)装着」と「非装着」で10分後の表面温度を比較します。
車両側エアコンの条件としては以下となります。
- 設定温度:24[℃]
- 風量設定:AUTO
条件は、純正シートベンチレーションの効果検証で行った時と同じですね。
それでは、それぞれの検証について紹介していきます。
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検証1 ファブリックシート(ハスラー)
最初はファブリックシートのハスラーから検証していきました。
ファブリックは通気性も良いので皮シートと比較して蒸れも暑さも控えめです。
と言っても全然暑いんですけどね…。
検証した時の外気温は34[℃]です。
いや~ほんと暑いです。(笑)
でも、車内温度はもっと高いですからね。
当初の予定通り、エアコンの設定温度は24[℃]で、風の設定は[AUTO]という条件にしています。
乗り込んだ時点のシート表面温度は37.4[℃]です。
外気温よりも約3[℃]高いです。
後付けシートベンチレーション(シートクーラー)を取り付けていないシートの表面温度も同じ37.4[℃]でしたので写真は割愛します。
では、この状態からエアコンをONにして10分後の温度を見てみます。
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10分後!
シート表面温度は、25.7[℃]です!
最初の37.4[℃]から11.7[℃]も下がりました。
キチンと効果はあるようですね。
次は後付けシートベンチレーション(シートクーラー)を取り付けていないシートの表面温度を測ります。
シート表面温度は、29.4[℃]です!
最初の37.4[℃]から8[℃]も下がりました。
この結果から見ると…
ファブリックシートは、後付けシートベンチレーション(シートクーラー)を取り付けた方が約4[℃]ほど温度が低いということがわかりました。
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検証2 本革シート(レクサスRX)
続いてレクサスRXの本革シートでの検証2です。
せっかくハスラーに取り付けたのですが、検証のためにレクサスRXへと後付けシートベンチレーション(シートクーラー)を乗せ換えました。
エアコンの条件としては、検証1の時と同じです。
ただ、後付けシートベンチレーション(シートクーラー)をハスラーからレクサスRXに乗せ換えて条件が整うまでに外気温が3[℃]も上がって37[℃]になってしまいました。
絶望的に暑かったです…。
今回も体張った検証です。
乗り込んだ時点のシート表面温度は40.3[℃]です。
激アツですね。(笑)
ちなみに本革シートの表面温度も測ってみました↓
乗り込んだ時点の本革シート表面温度は40.8[℃]です。
やはりファブリックと皮では、ファブリックの方が温度が低いですね。
ただ、もうちょっと温度差があると思いましたが…
0.5[℃]程度でした。
それでは、この状態からエアコンをONにして10分後の双方の表面温度を見てみます。
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10分後!
後付けシートベンチレーション(シートクーラー)の表面温度は、29.8[℃]です!
最初の40.3[℃]から10.5[℃]下がりました。
まぁ、取り付いたシートの素材が変わっただけなのでハスラーの時と同じような結果です。(笑)
検証2のメインは次ですね!
本革シートの表面温度は、34.2[℃]です!
最初の40.8[℃]から6.6[℃]下がりました。
逆に言うとこれしか下がらないということです…。
皮シートが暑くて蒸れるということがどういうことかよくわかりますね。
そもそも、表面温度34.2[℃]ってまだまだ暑いですね…。
本革シートは、後付けシートベンチレーション(シートクーラー)を取り付けた方が約4[℃]ほど温度が低いということがわかりました。
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検証結果
どのくらいシート表面温度が下がったかの検証結果は、以下となります。
- 後付けシートベンチレーション(シートクーラー):-10.5~-11.7[℃]
- ファブリック:-8.0[℃]
- 本革シート:-6.6[℃]
検証結果からみると、やはり後付けシートベンチレーション(シートクーラー)を取り付けた方が効果的ですね。
また、ファブリックと本革シートの違いもわかりました。
暑さに関しては本革シートよりファブリックシートの方が1.4[℃]温度が低いです。
ちなみに、参考情報ですが…
レクサスRXの純正シートベンチレーションだと9分後には、-13.7[℃]までシート表面温度が下がります。
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後付けシートベンチレーション(シートクーラー)のメリット
実際に私が購入した後付けシートベンチレーション(シートクーラー)を使ってみて感じた「メリット」について紹介します。
私が感じたメリットしては以下があります。
- 涼しい
- 高級感がある
- 価格が安い
それぞれについて詳しく紹介していきます。
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涼しい
やはり涼しいです!
メインの機能ですからね!
当然涼しいですよ!(笑)
実際に蒸れや暑さはないです。
検証結果で数字的に証明されましたが、実際には計測された数字以上の違いがあるとすら思います。
高級感がある
他の社外品はわかりませんが、私が購入した商品は高級感があります。
元々、ハスラーのJスタイル自体が高級感のあるシートでしたがそのシートの上に後付けしても全然見劣りしません。
また、検証時にレクサスRXにも取り付けましたが大きな質感の差は感じませんでした。
よくできたいい商品だと思います。
価格が安い
物にも乗るのですが、比較的価格が安いです。
高くても1万円程度で導入可能です。
私が購入した後付けシートベンチレーション(シートクーラー)は、7500円程度でした。
そのくらいの価格であの快適性が手に入るのであればかなりお得だと思います。
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後付けシートベンチレーション(シートクーラー)のデメリット
続いて、後付けシートベンチレーション(シートクーラー)の「デメリット」について紹介します。
基本的には、この「デメリット」が許容できれば購入に至るのではないでしょうか?
私が感じたデメリットしては以下があります。
- ファンの音と振動
- 革部分は暑い
- 独特の臭い
- メモリー機能が無い
メリットと同様にそれぞれについて詳しく紹介していきます。
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ファンの音と振動
ファンの音が割と気になります。
よく言えば「仕事している感がある」という感じです。(笑)
ただ、人によっては気になるレベルだと思います。
私も慣れるまでは気になっていました。
また、お尻の部分に多少の振動があります。
これも、ファンが回っているのでしょうがないのですが…
個人的には、気になります。
特にアイドリングストップの際には、エンジンの音も振動もないので顕著に気になります。
革部分は暑い
一部、革が使われている部分があるのですが…
その部分に関しては皮シートと同じでファブリックよりも暑さを感じます。
お尻や背中は蒸れないのですが革部分に触れている太ももの側面部分が暑いです。
独特の臭い
こういった商品に多いのですが、独特な臭いがしました。
芳香剤や消臭剤でどうにかできるレベルではありますが、これも個人的には気になりました。
若干の車酔い感が…。
ただし、少し使えば臭いも無くなるか慣れるのでそれまでの辛抱だとは思います。
メモリー機能が無い
私が「購入・後付け」したシートベンチレーション(シートクーラー)にはメモリー機能が無いので毎回エンジンをかけた際にONボタンを押す必要があります。
純正のシートベンチレーションだと前回の設定を記憶してくれているので、不便な感じがします。
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どんな車にオススメか?
後付けシートベンチレーション(シートクーラー)は、本革といった「皮シートの車にオススメ」です。
暑い時期のシートに座った際、触れている部分の蒸れや暑さに対して不快に感じられる方も多いのではないでしょうか?
これは皮シートの大きなデメリットだと思います。
検証結果からもわかるように皮シートは表面温度が下がりづらく、蒸れや暑さの原因となります。
そのデメリットを効果的に解決する手段として超オススメな商品だと思います。
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まとめ
今回の後付けシートベンチレーション(シートクーラー)に関する内容のポイントを「まとめる」と以下になります。
- シート表面温度が-10~-11[℃]程度下がる
- 取付が簡単
- 価格が安い
- 皮シートの車にオススメ
- ファンの音と振動が気になる
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おわりに
参考になりましたか?
やはり、夏場の蒸れや暑さは不快ですよね?
特に皮シート!(笑)
そんな不快感が1万円程度で解消できるとすれば、かなりコストパフォーマンスが良いと思います。
私個人としてはシートベンチレーションが付いていない皮シートの車には少し抵抗があります。(笑)
皮シートは「冬は冷たい」「夏は暑い」ものです。
シートヒーターが付いている革シートの車は多いのですが…
シートベンチレーションがついている皮シートの車は多くありません。
私が知っている範囲だとトヨタ(レクサス)とマツダぐらいです。
そして、夏場の不快感があっても皮シートの高級感は非常に魅力的です。
そんな魅力を生かしつつ快適に過ごすためにシートベンチレーションを検討するという考えもアリなのではないでしょうか?
皆さんもシートベンチレーション(シートクーラー)でこの暑い夏を乗り切りましょう!
今回の記事がシートベンチレーション(シートクーラー)の後付けを検討中の方々のお役に立てれば幸いです。