この記事は「シートベンチレーションの効果検証」についてまとめています。
- シートベンチレーションの効果
- シートベンチレーションの効果検証
- シートベンチレーションの後付け
- シートベンチレーションはいらないか?
今回はたまにやる検証ネタです。
シートベンチレーションがどのくらいの効果があるのかを検証したいと思います。
オプションでシートベンチレーションは「いる?」「いらない?」という問題で悩まれている方の参考になるかと思います。
また、シートベンチレーションはオプション設定であることが多いので取り付ける価値があるかどうかも持論を展開していきたいと思います。
熱中症になりそうな車内で、かなり体を張った検証です。
結果から言うとシートベンチレーションの効果がすごすぎて、この記事を読んだ後に「シートベンチレーションいらない」っていう人いないんじゃないかな…。
個人的にはオプションでもつけたい派です。
ちなみに、社外品シートベンチレーションを後付けした際の記事も紹介していますので興味がある方はどうぞ↓
価格も安くて性能も良いコストパフォーマンスに優れるものなので個人的に後付けもおすすめです!
それでは本編に入ります。
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Contents
シートベンチレーションの効果は?
シートベンチレーションは、シートの一部から風を「出す」もしくは「吸い込む」といった機能です。
その機能によりシートの温度が通常よりも早く下がります。
また、使用中は常に搭乗者とシートの間に風が流れているので「温度上昇」や「蒸れ」といったことが起きづらくなります。
シートベンチレーションは特に夏場に高い効果を発揮して、重宝する機能となっています。
シートベンチレーションはレクサスをはじめとした高級車を中心とした車に「オプション」または、「標準」で装備されます。
高級車を中心に装備される理由としては、革シートの採用が挙げられます。
革シートは、ファブリックシートよりも通気性に劣り、蒸れや温度上昇といったデメリットを持っています。
シートベンチレーションは、そういったデメリットを解消することができる機能の一つです。
個人的経験を言わせていただくと…
シートベンチレーションがついているかいないかで、夏場の快適性にかなりの差が出ます。
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シートベンチレーションの効果を検証
今回の記事の目玉です。
シートベンチレーションがどのくらい効果があるのかを実際に検証してみました。
検証に使った車は私の愛車であるレクサスRXです。
レクサスRXのFスポーツグレードにはシートベンチレーションがついているのでそちらで検証しました。
検証方法としては以下の3つで試しました。
- シートベンチレーションのみの効果
- エアコン併用時の効果
- 設定温度になるまでの時間
また、以下の条件で効果の検証を行います。
- 外気温:34℃
- エアコン設定温度:24℃
- エアコン:Normal Mode
- 風量設定:Auto
- シートベンチレーション設定(運転席:OFF、助手席:MAX)
シートの温度はお料理用の温度計を使って計測しました。
検証を行った日の外気温は34℃です。
めちゃくちゃ暑いです。
車内の温度はそれ以上なので熱中症になる前に検証を開始です。
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シートベンチレーションのみの効果
手始めにシートベンチレーションのみの効果を検証しました。
エアコンOFF、シートベンチレーションOFFの状態だと…
シート表面の温度は37.8℃!
風呂かい!
温めのお風呂並みの温度です。
いや、ホント暑い。
リアルに熱中症になりそうなので助手席のシートベンチレーションをONにします。
「ウィィィィン」と風を吸い込む音が聞こえて来てシートベンチレーションが機能していることがわかります。
待つこと3分。(すごく長い3分だった…)
どの位温度が下がったかというと…
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シート表面の温度は36.8℃!
温度が全然下がってないやんけ!!
シートベンチレーションの機能だけだと3分間で1℃下がりました。
それもそのはず、シートベンチレーションは車内の空気を吸い込んでいるだけ。
暑い空気を吸い込んでも当然のごとく温度は下がらない…。
ま、分かってましたけどね…。
一応、検証してみました。
知らなかったわけじゃないですよ!
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エアコン併用時の効果
続いて、本命の検証です。
エアコンON状態でのシートベンチレーションの効果を検証しました。
エアコンの設定温度は24℃です。
理屈でいえばエアコンが出した冷たい空気をシートベンチレーションの機能で吸い込むので、シート表面の温度が下がるはず。
3分待ちます。
あ~涼しい。(笑)
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シート表面の温度は30.7℃!
読み通り!
シート表面の温度がガンガン下がります。
同じ3分間での温度3分間で7.1℃下がりました。
このまま設定温度まで下がるのを待ちます。
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チン!
シート表面の温度が無事に24℃まで下がりました。
結構早かったな。
お次は、シートベンチレーションOFFである運転席との温度差を見て効果のほどを検証します。
運転席の温度は…
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シート表面の温度は30.4℃!
シートベンチレーションを使っている助手席とのシート表面温度の差は6.3℃です。
つまり…
結果としてエアコン設定24℃の場合は、シートベンチレーションの有無でシート表面に6.3℃もの温度差を生むことがわかりました。
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設定温度になるまでの時間
シートベンチレーションの効果でシート表面温度がエアコン設定温度である24℃になるまでの時間は約9分でした。
各時間でのシート表面温度の推移をまとめると以下のようになりました。
- スタート:37.8℃
- 3分:30.7℃
- 9分:24.1℃
シートベンチレーションを使っていない運転席は10分以上たっても30.4℃前後でした。
結果として、出発の10分前ぐらいにエンジンをかけてエアコンとシートベンチレーションを入れておけば快適な出発が可能ですね。
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シートベンチレーションの後付け
メーカー純正のシートベンチレーションは原則後付けできません。
メーカーオプションなので…。
メーカーオプションはメーカーの工場出荷時の仕様となっており、ディーラーオプションのように後からつけることが出来ません。
その為、契約時につけないと後付けで装備することが原則不可能なので慎重に考えてください。
シートごと交換すれば行けるかもしれませんが、費用や手間を考えると現実的じゃありませんね。
それでもシートベンチレーションを後付けしたい場合は、社外品の後付けシートベンチレーション(シートクーラー)を取り付けることをオススメします。
高くても1万円程度で導入可能です。
取付も超簡単です。(笑)
冒頭でもご紹介した通り、社外品の後付けシートベンチレーションは、コストパフォーマンスに優れる良い商品だと思います。
ですので…
純正がよければ、高額でもシートベンチレーションをメーカーオプションで選択する。
社外品でもよければ、価格の安いシートベンチレーション(シートクーラー)を後付けする。
というような選択肢になります。
ポイントとは、「純正シートベンチレーションは後付け出来ない」という点です。
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シートベンチレーションの効果まとめ
- 単体では全然冷えない
- エアコンと併用で高い効果を発揮
- 約9分でシートがエアコン設定温度になる
- ベンチレーションの有無で約6℃の差がある
- 後付け出来ない(MOP)
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シートベンチレーションはいらない?(おわりに)
今回は、なかなか体を張った検証でした。(もうやりたくない)
シートベンチレーションという装備の効果を改めて知ることができましたか?
また、オプションで付けようか悩んでいる方は、つける気になりましたか?
冒頭でも挙げさせていただいたシートベンチレーションは「いる?」「いらない?」についての個人的持論ですが。
シートベンチレーションは「いる」と思っています。
検証結果でもわかったように約6℃の温度差はかなり大きく、夏場の快適性にものすごい影響を及ぼします。
特に最近は異常気象等の関係で車内温度が上昇する機会も多く、熱中症の危険性があります。
車内の温度が下がるまで待つ時間があれば良いですが、待てない緊急の用事もあると思います。
そういったときに、なるべく早く車内の温度が下がった方が良いですよね?
そういった理由から私はシートベンチレーションは「いる」という考えを持っています。
特に、シートベンチレーション無しの革シートは非常に蒸れて暑いです。
シートが、革になると車内が非常に上品になります。
その犠牲として快適性が損なわれるというのはちょっと印象が良くありません。(経験談)
夏場のセルシオの車内、めっちゃ暑いですよ~。(実家の車)
エアコン付けても背中と太ももに汗かいちゃいますから。
すごい高級車なんですけどね…。
ですが、あくまでもこれは私個人の意見です。
快適性より予算を押さえたいという方もいらっしゃるでしょう。
RAV4は、約6万円でシートベンチレーションを装備できますが…。
レクサスUXは、本革シートとセットなので約26万円もします。
そこは、車へ対する価値観ですから。
でも、シートベンチレーションは良いですよ。
レクサスブランドの車を買って初めて体感しましたが、夏場は恐ろしいほどの快適性を誇っています。(笑)
予算に余裕があれば是非つけることをおススメします。
ということで、今回の記事がシートベンチレーションに興味がある方?の参考になれば幸いです。