この記事は「フルモデルチェンジした新型ハスラー」について紹介しています。
- 新型ハスラーのグレード
- 新型ハスラーのパワートレイン
- 新型ハスラーのエクステリア
- 新型ハスラーのインテリア
- 新型ハスラーの試乗レビュー
- 新型ハスラーの見積もり
2020年冬にハスラーがフルモデルチェンジして新型となりました。
旧型ハスラーオーナーとしては、フルモデルチェンジでどのように変わったのかがものすごく気になったので試乗しに行ってみました。
今回試乗した新型ハスラーは「HYBRID Xターボ(FF)」です。
一番の売れ筋モデルのようですね。
新型ハスラー契約者の6割がこのグレードを選択されているようです。
デザイン自体はキープコンセプトのようなので、パッと見はあんまり変わっていませんが、走りの質感や装備がかなり進化しています!
Contents
新型ハスラーのグレードは?
- HYBRID X
- HYBRID G
- HYBRID Xターボ
- HYBRID Gターボ
また、それぞれ駆動方式がFFと4WDを選ぶことが出来ます。
旧型ハスラーにはAグレードがありましたが、今回のフルモデルチェンジでディスコンとなっています。
または、マイナーチェンジ等で後から出たりするかもしれませんね。
Xグレードが上位グレードとなっています。
個人的に、重要そうなGグレードとXグレードの大きな違いとしては…
- ヘッドランプがLEDかハロゲンか?
- ホイールがアルミか鉄チンか?
- ステアリングやシフトノブが本革か?
- 助手席側のインパネボックスがオープンか?
ぐらいですね。もちろん良い方がXグレードですよ。
ちなみに、旧型ハスラーにあったGグレードのヘッドランプをLEDにするメーカーオプションは、新型はスラーでは無くなりました。
よって、ヘッドランプをかわいいLEDのデザインにするためにはXグレードを選ぶしかなさそうです。
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新型ハスラーのパワートレインの変更点は?
フルモデルチェンジに合わせてパワートレインもラインナップやエンジン・ハイブリッドシステムの変更があります。
それぞれ紹介していきますね。
パワートレインのラインナップ変更
パワートレインのラインナップの変更点としては…
Sエネチャージ装備のハイブリッドモデルのみとなり、エネチャージなしの自然吸気エンジンが無くなりました。
旧型ハスラーのパワートレイン
- NA エンジン+Sエネチャージ(ハイブリッド)
- ターボ エンジン+Sエネチャージ(ハイブリッド)
- NAエンジン
新型ハスラーのパワートレイン
- NA エンジン+Sエネチャージ(ハイブリッド)
- ターボ エンジン+Sエネチャージ(ハイブリッド)
よって、フルモデルチェンジ後の新型ハスラーではMTのグレードはディスコンとなり、ハイブリッドのCVTのみとなっています。
旧型ハスラーのMT仕様は、希少価値があって中古車の価格が上がりそうですね。
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エンジンの変更点
エンジンに関しては、NAエンジンのみが改良されています。
ターボエンジンに関しては、旧型ハスラーと同じものを引き続き使用しています。
数字的な変更は以下のようになります。
新旧ハスラーのエンジン性能
NA(旧→新)
- 最高出力 :52 [PS] → 49 [PS]
- 最大トルク:6.4 [kg・m] → 5.9 [kg・m]
ターボ(旧→新)
- 最高出力 :64 [PS] → 64 [PS]
- 最大トルク:9.7 [kg・m] → 10.0 [kg・m]
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モーターの変更点
ハイブリッドシステムのモーターに関しては、ターボ・NA双方でパワーアップしています。
また、旧型ではターボ・NAともに共通のモーターを使用していましたが…
フルモデルチェンジされた新型ハスラーではそれぞれ別のモーターを使用しています。
特にターボモデルではNAと比較すると、より強力なモーターを使用しています。
数字的な変更は以下のようになります。
新旧ハスラーのモーター性能
NAのモーター(旧→新)
- 最高出力 :2.2 [PS] → 2.6 [PS]
- 最大トルク:4.1 [kg・m] → 4.1 [kg・m]
ターボのモーター(旧→新)
- 最高出力 :2.2 [PS] → 3.1 [PS]
- 最大トルク:4.1 [kg・m] → 5.1 [kg・m]
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燃費の変更
フルモデルチェンジに伴い、当然ながら燃費の変更もあります。
また、燃費の表示もJC08モードから、より実燃費に近いWLTCモードでの表示となっています。(NAモデルは、JC08モードも表示されていますが…)
具体的な数字上の燃費変更は以下のようになっています。
使用燃料:レギュラー
NA(旧型) | JC08モード燃費:30.4~32.0 [km/ℓ] |
---|---|
ターボ(旧型) | JC08モード燃費:26.2~27.8 [km/ℓ] |
NA(新型) | JC08モード燃費:30.4(FF) / 27.8(4WD) [km/ℓ] WLTCモード燃費:25.0(FF) / 23.4(4WD) [km/ℓ] |
ターボ(新型) | WLTCモード燃費:22.6(FF) / 20.8(4WD) [km/ℓ] |
それと比較すると、新型のターボ(FF)のWLTCモード燃費が22.6[km/ℓ]となっており、燃費はよくなっている可能性は高いですね。実燃費は使用状況などでかなり変わるので、こればっかりは正確な値は出せませんね。
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新型ハスラーのエクステリア
フルモデルチェンジを果たした新型ハスラーのエクステリアについて紹介します。
新型ハスラーのフロント
全体的に丸みを帯びたデザインから四角いデザインになっていますね。
旧型ハスラーXターボ↓
旧型ハスラーJスタイルⅡターボ↓
フロントの大きな?変更点としては、バンパーの形状ぐらいです。
このハスラーのバンパー形状は、「HUSTLER」の「H」をモチーフとしたデザイナーのこだわりだそうです。(ディーラーの営業さん情報ですが…)
ライトもほとんど同じです。
ただ、スモールライトの光り方が多少変わっています。
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新型ハスラーのサイド
まず、全体的に四角いという印象があります。
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リアドア後方に窓が新設
Cピラー付近に窓が新設されています。
これによって、「後方確認のし易さ」や「後部座席の同乗者の解放感」といったメリットがあります。
旧型ハスラーXターボ↓
旧型ハスラーJスタイルⅡターボ↓
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新型ハスラーのホイール
ホイールもぱっと見変わらない感じです。
よく見ないとわかりません。
余談ですが…
旧型ハスラーのアルミホイールがすごく重い!
完全にデザイン重視です。
私はXターボとJスタイルターボⅡの両方を所有しています(いた)が…
鉄チンホイールを履いている下のグレードのハスラーと比較して、純正アルミホイールを履いている上位グレードのハスラーの方が実燃費が悪いです。
旧型ハスラーJスタイルⅡターボのホイール↓
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新型ハスラーのリア
リアで大きく変わったのはライトの位置でしょうか?
旧型ハスラーと比較してライトの位置がだいぶ外に出っ張っています。
また、リアバンパーの形状も変わっていますね。
リアバンパーもフロントバンパー同様に「HUSTLER」の「H」をモチーフとしているデザインです。
他には、リアワイパーの位置がバックドアじゃなくてリアガラスに変更されています。
マフラーの位置は旧型と同じで右後ろから1本だけ出ています。
オプションで左右2本とかないかな…
しょぼいからマフラーカッターつけたくなっちゃいます。
旧型ハスラーXターボ↓
リアのライトは旧型の丸みを帯びているデザインから四角いデザインに変更されています。
これも何となく「H」っぽいので、リア・フロントバンパーと同じでデザイナーのこだわりかもしれません。
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新型ハスラーのインテリア
続いて、フルモデルチェンジを果たした新型ハスラーのインテリアについて紹介します。
新型ハスラーの前席
ですが、実際に乗り込んでみるとかなりの質感上昇が感じられました。
まず、ナビがかなりデカいです。
9インチもあります。
今回は写真を撮らなかったのですが、画質も鮮明で非常に良し!です。
また、旧型ではベンチシートタイプであったハスラーの前席ですが…
新型ハスラーでは、運転席と助手席がそれぞれ独立した座席となっています。
それによって、それぞれの席のホールド感や座り心地がよくなっています。
その他、余談ですが…
パネルの白い部分はディーラーオプションで「ピアノブラック」と「シャンパンゴールド」に変更できるのでお好みでどうぞ。
ピアノブラックにするとかなり高級感が出ますね。↓
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ステアリングホイール
ステアリングホイールは、本革巻となっています。
触り心地もかなりいいです。
個人的にはレクサスRXより好みです。
また、パドルシフトもきちんと装備されています。
ステアリングスイッチは旧型と比較してレイアウトがかなり変更されています。
ちょっと紹介しますね。
ディスプレイ用ボタン
メーターに大きめのマルチインフォメーションディスプレイが新設されているので、それに合わせて、操作用のスイッチもステアリングホイールに新設されています。
旧型ハスラーではメーター内の小さなボタンを押すことでインフォメーションディスプレイを切り替えていました。
クルーズコントロール用ボタン
ターボモデルにはレーダークルーズコントロールも装備されるので、それに合わせてステアリングホイールに操作用スイッチが装備されています。
クルーズコントロールスイッチの位置は旧型と同じですが、仕様が変更されているので乗り換えの方は注意ですね。
車線逸脱抑制機能スイッチ
車線をはみだしそうになったときの抑制機能のON/OFF SWもステアリングにあります。
高速道路以外では結構邪魔になる機能なのでON/OFFがあるのはうれしいですね。
旧型ハスラーには警報機能だけがついていましたが、OFFにできませんでした。
ちょっと近づいただけでピーピーなるのでちょっと煩わしいんですよね…。
PWRスイッチ
新設されたスイッチです。
トヨタでいうところのパワーモードのスイッチみたいなものです。
押したらアクセルのレスポンスがよくなりました。
スポーティーなドライビングを楽しみたいときに使うスイッチですね。
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メーター類
今回は、写真を撮り忘れてしまったので、カタログを載せておきます。
様々な情報と遊び心満載の表示が楽しめますね。
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運転席側のカップホルダー近辺
カップホルダー付近もかなり変わっています。
まず、カップホルダー自体が引き出すタイプから据え付けの大きなタイプに変更されています。
このサイズだと、大きなサイズのペットボトルや缶も入りそうです。
このコーヒー…
デカすぎてハスラーのカップホルダーに入らん‼️😵 pic.twitter.com/Kbr6tGUJ5n— カズウラ@お小遣い3000円のレクサスオーナー (@kazuura_3) September 12, 2019
また、スイッチ関連のレイアウトも横一列から2段のタイプになり、エアコンの吹き出し口のデザインも丸いかわいいタイプから変更となっています。
助手席側ダッシュボード
ダッシュボードのデザインも変更されています。
写真とかが挟めるようですよ。
ダッシュボード内の容量的には、可もなく不可もなく。
このクラスでは普通だと思います。
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後部座席
ハスラーの後部座席はレイアウトが豊富で完成度が高いですからね。
あんまり大きな改良をすべき点はないでしょう。
目立った変更点としては、食事が可能なボードが助手席の後部についたことぐらいです。
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ラゲッジスペース
地味な追加機能として、ひもを引っ張るとラゲッジ側から席を前後スライドすることが可能となりました。
座席を倒す方法は旧型ハスラーと同様で、方部分のレバーを引くと倒せます。
アンダースペースが使えるようになりました。
以前は、発泡スチロールに入ったジャッキやタイヤパンク修理キットなどが入っていて収納として使えませんでしたが、新型ハスラーから使用可能となりました。
通常のラゲッジ高さから少し下がっているので、ちょっと長いものや汚れ物を入れることも可能ですね。
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新型ハスラーのドライブフィール
実際に新型ハスラーのHYBRID Xターボ(FF)を試乗してみた感想を紹介します。
新型ハスラーの乗り心地
旧型ハスラーではフワフワとガタガタが混じったあまり良くない乗り心地だったのですが、今回はしまった乗り心地になっています。
段差を乗り越えた時のバウンドがすごくてドライバーなのに酔ってしまいました。
新型ハスラーでは、荒れた路面でも不快な揺れやバウンドはありません。
新型ハスラーは新しいプラットフォームを使用しているので、それが効いているのでしょう。
細菌はプラットフォームの変更が車業界で多いですからね…
特に感動はありませんでしたが…乗り心地は明らかに向上しています。
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新型ハスラーの加速性能
旧型ハスラーで感じていた走り出しの変な振動やエンジン音もかなり抑えられていて楽しくストレスのない加速感が味わえます。
法定速度レベルでのみの加速チェックでしたが、文句なしの加速感です。
特に走り出しが力強いです。
モーターのトルクが強くなったおかげかもしれません。
是非、高速道路でも試してみたいですね。
レクサスみたいに高速試乗とかは出来ないので残念ですが…
また、アイドリングストップからの復帰がめちゃくちゃ早くなってる!
個人的にはRXと同レベルだと思いました。
とにかく早い。
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新型ハスラーの運動性能
特にロールが旧型より抑えられています。
ハスラーは背が高いので、カーブを粗い感じで曲がるとかなりロールを感じるのですが…
新型では結構粗い曲がり方をしても、強いロールを感じることなく曲がることが可能です。
毎朝の出勤でクネクネした道を旧型ハスラーのロール地獄に耐えながら通るので、この進化は感動しています。
これも乗り心地と同様で新型プラットフォームの効果でしょう。
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新型ハスラーの静粛性
下道の試乗レベル、かつ風もない日なので大幅な静粛性の向上は感じられませんでした。
加速性能のところでも紹介しましたが…
新型ハスラーではエンジン音が抑えられているので、そういった面では静粛性は上がっています。
また、アイドリングストップからの復帰時の音や振動も旧型より静かになっているのでそういった面では進化しています。
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新型ハスラーの予防安全装備は?
以下のような機能があります。
- 衝突軽減ブレーキ
- 後退時ブレーキサポート
- 前方・後方誤発進抑制
- 車線逸脱抑制・警報
- ふらつき警報
- 標識認識機能
- アダプティブクルーズコントロール
- 先行車発進お知らせ
- ハイビームアシスト
- 全方位モニター
営業さんは…
って言ってました。
確かに豊富ですね。
かなり、レクサスの装備に近いです。
参考までに、レクサスUXの安全装備についても記事も張っておきます。興味がある方はどうぞ↓
ハスラーの豊富にある予防安全装備の中でも、個人的に使える2つの機能について紹介します。
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後退時ブレーキサポート
後退時ブレーキサポートは、バック時の自動ブレーキですね。
リッター車ではメジャーな装備ですが…
「ついている軽自動車では、他には無い」とか?営業さんが言っていました。
個人的にも全方位モニターとかいらないんで、前後の障害物用自動ブレーキが欲しい派です。
アダプティブクルーズコントロール
最近、巷で流行しているアダプティブクルーズコントロールです。
ハスラーのはきちんと全車速追従機能付です。
渋滞などでストップしてもサイド追従を開始します。
この機能…
レクサスNXで初めて使用してから私もかなりの愛用者です。
高速道路も楽ちんですよ。
ちなみに装備されているグレードは、高速道路を走る機会が多そうなターボモデルのみですが…。
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新型ハスラーの見積もり・値引きは?
とりあえず、私が欲しいと思った一番価格が高いグレードにしました。
最近の軽自動車は、かなり装備が充実しているのでこんなもんでしょう。
つけたオプションについても紹介していきます。
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メーカーオプション
- ツートーンカラー(44000円)
- 全方位モニター付きナビ(184800円)
ハスラーと言ったら!のツートンカラーとインテリアのところで紹介した9インチナビを付けました。
9インチナビは全方位モニターやその他諸々の機能とセットで約18.5万円のメーカーオプションです。
-
カズウラさんスズキもトヨタのようにナビがメーカーオプションのようです。最近の流行りですかね?
ディーラーオプション
- マッドフラップ(13475円)
- ETC(21120+2750円)
ディーラーオプションは営業さんお勧めのマッドフラップを付けました。
ハスラーは車高が高いので泥はねでボディを傷つけやすいらしく、ほとんどの方がつけているディーラーオプションだそうです。
それと、高速に乗るのでETCってところですね。
他に、「ボディーコート」「ドアバイザー」「フロアマット」がメジャーだそうです。
ですが上記については、キーパープロや社外品がおすすめです。
よって付けていません。
現在の新型ハスラーの値引き額は?
現在の値引き額は…
だそうです…。
強気ですね。
現在年度末決算で3月末までの残価設定型の支払いの金利が1.9%となっているので、値引きが渋いそうです。
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「新型ハスラーの試乗・見積もり」まとめ
- Aグレードが無くなり、MTも無くなった
- パワートレインはモーターもエンジンも性能が変わっている
- エクステリアは四角いデザインとなっている
- インテリアは、メーター類やステアリング周りが大きく変わっている
- 新プラットフォームのおかげで乗り心地、ロールがかなり改善されている
- パワートレインの改善で加速がかなりスムーズで速い
- かなり充実した安全・快適装(レーダークルーズ等)
- 現在の値引きはかなり渋い
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おわりに
今回のフルモデルチェンジでかなり商品力が増していると感じました。
特に、エクステリアのぱっと見のデザインは同じような気がするのですが…
インテリアや装備といった地味なところが激しく進化しています。
特に走りの面は旧型とは別物です。
営業マンさんの話では、見た目があまり変わっていないので、旧型ハスラーオーナーの中には試乗にすら来ないという人もいるそうです。
良い車なのに、なんか残念!
まぁ、そういった方も新型ハスラーが納車されはじめて普通に街中を走り出したら、何となく乗りに行きたくはなると思いますが…(超偏見)
ちなみに、新型ハスラーの納期はグレードにもよりますが2月現在の時点で3か月だといわれました。
意外に早い!