この記事は「レクサスRXの寒冷地仕様の違い」についてまとめています。
- 寒冷地仕様とは?
- レクサスRXの寒冷地仕様の違い
- RXで寒冷地仕様の装備を検証
- 寒冷地仕様の後付け
- 非寒冷地でのメリット
以前、納車のご報告でもお伝えしましたが…
納車された2代目レクサスRXにはメーカーオプションの寒冷地仕様をつけています。
その為、今回は…
「レクサスRXの寒冷地仕様がどのような違いがあるのか?」
「そもそも寒冷地仕様とは?」
などについて紹介したいと思います。
レクサスRXのカタログに寒冷地仕様の違いって詳しく書いてないんですよね。
個人的には、単にリアフォグが欲しくてつけたオプションなので。
といった感じでしたが…。
レクサスディーラーのSCにレクサスRXの寒冷地仕様の違いを聞いたところ。
ガチの寒冷地以外のオーナーさんでも意外に役に立ちそうな違いもありましたので紹介したいと思います。
メーカーオプションとしての価格も36300円(税込)と比較的つけやすいですし、個人的にはオススメです。
そして、今回は偶然にも雪と凍結のコンディションに遭遇!
その為、寒冷地仕様の一部の機能を検証することもできました。
興味がある方は是非最後まで読んでください。
Contents
寒冷地仕様とは?
寒冷地仕様は、名前の通りに寒冷地で使用する車に便利な仕様のことです。
メジャーなのは…
凍結防止に役立つ「サイドミラーのヒーター」
冷却水を凍りづらくするための「クーラント濃度の変更」
吹雪の中でも自車を後続車にアピールする「リアフォグランプ」
等です。
どれも寒冷地では役に立つものですね。
トヨタ車では販売店が北海道地方の場合は寒冷地仕様が標準、その他の地域ではメーカーオプションとなっています。
寒冷地で車を使用する予定がある方はつけておいた方が良いオプションですね。
スポンサーリンク
レクサスRXの寒冷地仕様の違い
レクサスRXの寒冷地仕様の違いについて紹介します。
違いとしては以下があります…。
- リアフォグランプの追加
- 冷却水濃度変更
- ワイパーパワー強化
- ウインドシールドデアイサー追加
- リアウインドウデフォッガー時間延長
- 補助ヒーター追加
- ヘッドライトクリーナー追加(ブレードスキャン非搭載時)
それぞれについて紹介します。
スポンサーリンク
リアフォグランプの追加
まず、私がそもそもレクサスRXに寒冷地仕様をつけた目的であるリアフォグランプからです。
レクサスRXの寒冷地仕様では吹雪等の視界が悪い状態でも後続車に自車の存在を知らせるためのリアフォグランプが装備されています。
写真上の4つの赤く光っている電球がレクサスRXのリアフォグランプです。
ウィンカーレバー上のリアフォグランプスイッチをオンにすると点灯します。
ちょっと離れたところで見るとこんな感じです。↓
リアフォグランプの主張がなかなか強く、満足しています(笑)
これだけ光っていれば十分ですね。
私は、実家がプチ寒冷地なので猛吹雪の中走行することもあるかもしれません。
また、自宅付近も霧の発生が多い地域なので追突の可能性へ対するお守り的な効果もあります。
まぁ、メインの理由は…
ですけどね!
ちなみにつけないとこんな感じです↓
スポンサーリンク
冷却水濃度変更
レクサスRXの寒冷地仕様では、エンジン内の冷却を行っている冷却水の濃度が違います。
冷却水は、元からある程度の氷点下でも凍結しづらいような濃度になっています。
トヨタ車だと非寒冷地仕様でも-15℃程度まで凍結しません。
それが、寒冷地仕様になると…
3倍の-35℃程度まで凍結しません!
そもそも日本で気温が-15℃まで行くことも、なかなか無い気がする…。
と思っていましたが、気象庁のデータに記載されている最低気温を見てみると、北海道を含むガチの寒冷地は全然-15℃以下まで行くみたいですね。
北海道で販売されているトヨタ車には、寒冷地仕様が標準とされている理由がわかります。
レクサスブランドから販売されていますが…
レクサスRXもトヨタ製の車なので寒冷地仕様の冷却水濃度も同様です。
スポンサーリンク
ワイパーパワー強化
寒冷地には雪がつきものです。
雪は雨よりも重く、大量に張りつきます。
そんな雪に負けない為にレクサスRXの寒冷地仕様では、ワイパーパワーも強化されています。
スポンサーリンク
ウインドシールドデアイサー追加
レクサスRXの寒冷地仕様では、ワイパーのパークポジションに「雪を解かす」および「凍結防止用」の電熱線ヒーターが装備されています。
リヤガラスのデアイサーと同様に電熱線のタイプです。
このヒーターが過熱されることで、ワイパー上に付着する雪が解けます。
また、ワイパーブレードも凍結しません。
実際言われないと、ついていることに気付かないですね。
スポンサーリンク
リアウインドウデフォッガー時間延長
非寒冷地仕様でもレクサスRXには、曇や霜をとるためのリアウインドウデフォッガーが装備されています。
デフォッガーは一定時間でOFFとなります。
寒冷地仕様の場合は、リアウインドウデフォッガーのON時間が延長されています。
寒冷地仕様車は、通常よりもさらに低い温度で使われることが前提なので…
さらに長い時間温めないと霜を解かすことができないということでしょう。
スポンサーリンク
補助ヒーター追加
レクサスRXの寒冷地仕様には、「暖気時間短縮」「暖房性能向上」の効果がある補助ヒーターが追加されています。
補助ヒーターの効果で短時間で暖気が完了し、早くエアコンから暖かい空気がでるようです。
なんとなく非寒冷地仕様の1代目RXより、早く暖かい空気が出る気がします…。
今のところ去年より今年の方が寒いので、助かります。
スポンサーリンク
ヘッドライトクリーナー追加(ブレードスキャン非搭載時)
寒冷地仕様ではヘッドライトクリーナーが追加されます。
なお、寒冷地仕様にせずともブレードスキャン式アダプティブハイビームのオプションを選択すると付いてきます。
レクサスRXのヘッドランプはLEDとなっており、熱が発生しません。
その為、雪が付着してランプの光が弱くなる可能性があります。
そういった場合にヘッドライトクリーナーを使いヘッドライトに付着した雪を吹き飛ばします。
雪以外には、泥とかで汚れた時も使うことがあるかもしれません。
使い方は、隠しコマンド的なやり方です。(笑)
ライト点灯状態でワイパーのレバーを手前に5回引くと、1回ヘッドライトクリーナーが働きます。
ちなみに…
NXの時に興味本位で使ったことがあるくらいです。
遠慮なくウォッシャー液をヘッドランプに大量噴射されます。(笑)
スポンサーリンク
RXで寒冷地仕様の装備を検証
実際にレクサスRXで寒冷地仕様の装備を使うと「どうなるか?」の検証を行ってみました。
たまたま雪と凍結の両方に遭遇してしましました。
実際に使ってみたのは、以下です。
- ウインドシールドデアイサー
- リアウインドウデフォッガー
- リアフォグ
リアのウインドウデフォッガーは標準装備ですが、フロントと同じなので一緒に検証。
検証した時のRXの姿はこちら↓
そして…
検証時の温度は-5℃です。
寒冷地仕様で想定される-35℃というには程遠いですが…
実際に積雪状態と凍結状態が発生しているので検証としては十分です。
それでは検証!
スポンサーリンク
ウインドシールドデアイサー
そこそこの雪が積もっている状況で検証です。
検証のためにワイパーも立てていません。
決して立て忘れたわけじゃないんだからね!ウインドシールドデアイサーはナビ画面でONにします。
エアコン⇒オプションの順番で選択します。
ナノイーの下にあるマークを選ぶとウインドシールドデアイサーがONになります。
デアイサーのスイッチをONにして5分後…
・
・
・
・
・
どんっ!
ワイパブレード付近の雪が解けてきました。
こんな感じになるんですね。
解けている部分に触れてみましたが、しっかり温まっています。
続いて、凍結状態でも検証してみました。
非寒冷地の方でもフロントガラスの凍結は経験されることが多いのではないでしょうか。
凍結でもワイパー部分をしっかり解凍してくれていますね。
まぁ、普通はデフロスターで温めて解凍すると思うので、凍結に関してはウインドシールドデアイサーは使わないですね。
スポンサーリンク
リアウインドウデフォッガー
寒冷地仕様の装備では無いですが、リアのウィンドウデフォッガーも使ってみます。
リアガラスに積もった雪の量は、フロント同様にそこそこです。
5分間でどの位解けるのでしょうか?
デフォッガーON!
・
・
・
・
・
どんっ!
当然ですが、電熱線が通っている場所から徐々に解けていますね。
もうちょっと起動していれば完全に解けそう。
ここまで解けていたらリアワイパーで一層できそうですね。
続いては凍結状態。
フロント同様にこのシチュエーションに遭遇する方は多いはずです。
雪はリアワイパーでどうにかできますが凍結はどうにもなりませんからね。
外気温-5℃、5分間のリアウインドウデフォッガー起動でこんな感じです。
ぐらい…。
10分ぐらいで完全に解けました。
朝の出勤やお出かけの5分から10分前にエンジンをかけてデフォッガーを起動しておけば安全に出発できますね。
スポンサーリンク
ついでにリアフォグ
ついでに雪化粧時のリヤフォグもご紹介!
吹雪でもなく、撮影した距離も近いので完全に自己満ですが…。
白い雪に対して赤いライトが鮮明に見えますね。
このくらい明るければ十分に後方車両に自車の存在をアピールできそうですね。
スポンサーリンク
寒冷地仕様は後付けできる?
あくまでも工場出荷時からの仕様となるメーカーオプションなので…。
相当頑張ればつけることが出来るかもしれませんが、大抵の方は無理です。
どうしても寒冷地仕様を後付けしないなら、乗り換えるしかないですね。
スポンサーリンク
おわりに(非寒冷地でのメリット)
だいぶ自己満な所もありましたが、レクサスRXの寒冷地仕様の違い等は伝わりましたでしょうか?
寒冷地仕様の違いってレクサスのカタログとかに載って無いですからね…。
冒頭でも触れさせていただきましたが、寒冷地仕様は非寒冷地にお住まいの方でもメリットがあるケースもあります。
スキーやスノーボードで寒冷地へ行かれる方は当然メリットがあります。
私なんかは、「非寒冷地でも寒冷地仕様をつけて良かった」と感じているのは…
「リアフォグ」と「補助ヒーター」ですね。
私が住んでいる地域ではよく霧が発生するので、後続車両へ自車をアピールするリアフォグが役に立ちます。
霧が濃いときなんかは、正直言って不安です…。
追突されそう。
4万円弱で安心と安全を変えるなら安いと思います。
また、気温の低い冬場にエアコンから暖かい空気が出るスピードが速いのもポイントが高いと思います。
どんな車でも冬場はエアコンから温かい空気がでるまである程度の時間がかかりますからね。
RXにはステアリングヒーターやシートヒーターも付いていますが、やっぱりエアコンの温風が一番です。
少しでも興味があったり、私のように寒冷地仕様の恩恵を受ける可能性がある方は迷わず選択することをおススメします。
価格も36300円(税込)と比較的安価です。
後付け出来ない後悔は苦しいですよ!
やはりメーカーオプションは迷ったらつけるべきですね…。
今回の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。