この記事は「パノラミックビューモニター」についてまとめています。
- パノラミックビューモニターとは?仕組みは?
- パノラミックビューモニターのメリット・デメリット
- パノラミックビューモニターは不要か?
- パノラミックビューモニターは後付け出来るか?
近頃、パノラミックビューモニターをはじめとした全方位モニターは、様々なメーカーの車種に展開されています。
「パノラミックビューモニター」はトヨタブランドの名称です。
日産では「アラウンドビューモニター」という名称になっています。
ちょっと前はバックモニターが主流でしたが…
現在は全方位を見渡せるパノラミックビューモニターが主流となりつつあります。
ですが、問題が…。
このオプションは価格が高い!
特にレクサス!
「高いしつけなくていいかな?」
「パノラミックビューモニターは不要か?」
と、パノラミックビューモニター不要派もいます。
それもイイと思います。
現に、レクサスの認定中古車CPOにおいても、パノラミックビューモニターのオプション設定があるのに未装着な車両が結構あります。
ですが、個人的にはパノラミックビューモニターの取り付けをオススメします。
不要と思われる方、この記事を読んでからオプションを選んでも遅くはないですよ!笑
ちなみに!
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Contents
パノラミックビューモニターとは?仕組みは?
パノラミックビューモニターとは、車の上から見下ろしたような映像をカーナビのモニターに表示する機能です。
パノラミックビューモニターの仕組みとしては、車に取り付けられた「バックカメラ」「フロントカメラ」「サイドカメラ」の映像を合成して「上から見下ろしたように映し出す」といったものです。
それにより、運転手は車の周囲にある物体を一目で確認することができます。
サイドカメラやサイドミラーのみでは確認が難しい死角にいる人や物にも対応できます。
ただ、雨の日や各カメラに汚れや水滴がついていた場合は合成された映像が不鮮明になるため、あくまでも補助的な役目にはなります。
「車両周辺を直接確認してください」との注意もモニター上に表示されます。
あくまでも自己責任という感じですね。
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レクサスRXのパノラミックビューモニター
レクサスRXのパノラミックビューモニターについて紹介します。
まず、「フロントカメラ」「サイドカメラ」「バックカメラ」は、写真の〇の位置にカメラが取り付けられています。
それぞれのカメラはパノラミックビューモニターの映像に使われるだけではなく、同時に各所定の位置を確認するためのカメラとしても利用可能です。
ステアリング運転席右側の「View」スイッチを押すことでカメラに切り替え可能です。
その為、ナビのモニター上にはパノラミックビューモニターの映像と同時に各カメラの映像も表示されます。
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フロントカメラ
レクサスRXのフロントカメラは、「L」エンブレムとナンバープレートの間に取り付けられています。
なお、このカメラはパノラミックビューモニター非装着車にはついていません。
他のメーカーの全方位モニター装着車もほとんどがこの位置です。
私の愛車2号である「ハスラー(スズキ)」もこの位置にフロントカメラがあります。
先ほどもご紹介した通り、フロントカメラはパノラミックビューモニター以外にも前方の映像を確認するためのカメラとしても使用可能です。
個人的にこれを結構使います。
むしろ、私はフロントカメラの為にパノラミックビューモニターのオプションをつけていると言ってもいいです。
よく曲がれるかギリギリの場所、ギリギリに止めたい時、狭い路地で使います。
一応、障害物センサーであるクリアランスソナーがついていますが…
クリアランスソナーでもとらえられない障害物があった場合に困るので、微妙な時には必ず確認しています。
一度、確認を怠ってしまい樹脂のポールに車を接触させてしまいました。
その時はクリアランスソナーもパーキングサポートブレーキも働きませんでした。
理由は不明です…。
樹脂だったので洗車したら接触痕は消えましたが…あれが固いものだったと考えるとぞっとします。
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サイドカメラ
サイドカメラはサイドミラー下に取り付けられています。
レクサスRXの場合は、パノラミックビューモニター非装着の車でもこのサイドカメラが付きます。
保安基準により、このカメラがないと…
ランクルやアルファードのような「キノコミラー」。
もしくは、ハリアーやRAV4についているような「耳たぶミラー」が装着されます。
ちなみに、正式名称は「サイドアンダーミラー」といいます。
レクサスブランドであれらがついているとちょっとデザインがイマイチですよね…。(ついている車に失礼)
おそらく、そんな理由からサイドミラーが標準装備なのでしょう。
逆に、たまについていないハリアーやアルファードがいた場合はパノラミックビューモニター装着車で、サイドカメラがあるはずです。
これは後期型レクサスRXの映像ですが…
サイドカメラの映像はパノラミックビューモニターのような合成映像で、車体中央から前の映像がアップで映し出されます。
私が後期型RXの気に入らないと思っているポイントの一つです。
前期型RXの場合は、純粋にカメラの映像をモニター上に出力していました。
サイドカメラの映像を直接表示してくれた方が安心なのですが…。
残念です。
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バックカメラ
バックカメラは、フロントカメラと同様で「L」エンブレムとナンバープレートの間に装着されています。
こちらも、バックモニターと同様でレクサスRXには標準装備となります。
写真はバックモニター付近が汚くなっていますが、レクサスRXはこの部分がよく汚れます。
汚れよって、バックカメラの映像が不鮮明となるので洗車する際にはこの部分に注意してあげてください。
バックカメラの映像は、ほかのメーカーの車種と同じですね。
バックモニター自体は後方確認の手段としては、完成されていると思います。
ただ、後退中にバックカメラの死角にある障害物についてはパノラミックビューモニターかパーキングサポートブレーキ頼みですが…。
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パノラミックビューモニターのメリット
- 一目で周辺を確認可能
- フロントカメラが使える
- 自動表示モード
- コーナリングビュー
一目で周辺を確認可能
パノラミックビューモニターのメリットというよりも本来の目的ですが、一目で車両の周辺状況を確認可能です。
モニターに周囲の状況が映し出されるので、ミラーの死角に人や物があった場合でもすぐに気づくことが可能です。
また、パノラミックビューモニターは、P状態でも車両周辺の状態を確認できるシースルービューとムービングビューの機能があります。
もし、走り出す前に運転席から確認できない障害物や小さな子供がいた場合にもこの機能があれば気づくことが出来ます。
あくまでも直接確認が原則とはなりますが、「ありえる可能性」を減らすことの助けとなります。
私は、人が多い駐車場ではこの機能で周囲を確認した後に車を走り出すようにしています。
レクサスRXは、プリウスやクラウンのように「サイド用のクリアランスソナーやパーキングサポートブレーキは無い」ので特に注意しています。
皆さんのお宅ではないとおもいますが…車の周りに置きっぱなしにした荷物の積み忘れとかもね。笑
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フロントカメラが使える
パノラミックビューモニターをオプションで装備することでフロントカメラが使用可能になります。
個人的には、これが一番のメリットだと思っています。
レクサスRXはノーズが非常に長いです。
その為、運転席から先の状況がつかみずらく障害物に擦ってしまう可能性があります。
フロントカメラによって、前方の状況を直接確認すればクリアランスソナーが働かないような微妙な高さの縁石などにぶつける心配もありません。
運転が上手な人なら特に必要ありませんが、私はそこまでうまくはないので助かっています。
私はフロントカメラをRXより少し小さいNXの時ですらも、バリバリ使ってましたからね。
また、エアロなどを取り付けていてフロント部分の地上高が下がっている場合は必要かもしれませんね。
LSとかUXなんかはエアロを付けたらコンビニの車止めでガリっといきそうです…。
車止めの高さはこちらを参考にしてください。笑↓
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自動表示モード
パノラミックビューモニターには自動表示モードがあります。
車の速度が10km/h以下になると自動的にナビ画面がパノラミックビューモニターの表示になります。
街中とかでも、原付バイクや自転車の巻き込み確認防止に役立ちます。
東京の街中や狭い道だと結構自転車が多いので、この機能は助かりますね。
東京の下町は、ホントに自転車が多くてビクビクです。
自転車が車よりも大きい顔して走ってますし…。
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パノラミックビューモニターのデメリット
- スイッチが押しづらい
- オプション価格が高い
- カメラが汚れると見えない
- 後付け出来ない
スイッチが押しづらい
パノラミックビューモニターのスイッチが押しづらい位置にあります。
写真に〇で表示してていますが、運転席右側のエアコン吹き出し口の下!
必要な時にとっさに押せる位置に欲しいところですが…あんまり押さないシリーズの場所に配置されています。
左右どっちかの端っこなら何とかスイッチを見ずに押すことも可能ですがね。
また、スイッチ自体も他のスイッチと同じデザインで手探りで見つけることも難しく、私はいまだに見て押しています。
NXのころから使っていて、2年たっていますが未だに慣れません。
(ボタンを見て押してます…)
社外品で他の場所(ナビのタッチパッド)に移設するキットが販売されています。
どうしても許せない方は移設キットを取り付けてください。
また、メリットで紹介した「自動表示モード」を使用するのも手です。
しかし、停止するたびに表示が変わってしまい落ち着かないので…自分は都内や自転車が多い場所でしか使っていません。
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オプション価格が高い
パノラミックビューモニターは、オプション価格が非常に高いです。
グレードがVersion Lでは標準装備なのですが…
Fスポーツで約18万円、ベースグレードでは約19万円のオプションです。
また、「パーキングサポートブレーキ(PKSB)」「ブラインドスポットモニター(BSM)」と付け合わせです。
PSMとBSMのみのオプションは約12万円で設定があるのですが、「パノラミックビューモニター」のみのオプションが存在しません。
よって、パノラミックビューモニターを装着しようすると、フルセットで約18~19万円の費用が必要です。
トヨタブランドのパノラミックビューモニターになると、プリウスは約6万円程度とまだ手を出しやすい価格設定となっていますが、レクサスでは単体のオプションが存在しないので激高いです。
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カメラが汚れると見えない
パノラミックビューモニターは4つのカメラの映像を合成しているので、カメラが汚れているときちんと映りません。
当然といえば当然のデメリットです。
常に正常に使用するためには、走行する前にカメラが汚れていないことを確認する必要がありますね。
加えて、汚れに限らず雨の日の水滴なども同様です。
RXには、カメラの水滴を飛ばす機能も無いので…。
そういった天候の日は結局のところ目視です。
経験上、バックカメラがよく水滴や汚れで見えませんのでご注意を。
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後付け出来ない
パノラミックビューモニターはメーカーオプションなので後付け出来ません。
(メーカーオプションは、メーカーの工場で取り付けられるオプションです。)
この後付け出来ないというデメリットは後々大きな後悔を生む可能性があります。
特に、擦ったときとか、ぶつけたときとか…。
重要なポイントなので後ほど詳しく紹介します。
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パノラミックビューモニターは後付け不可なので注意
デメリットで紹介した通り、原則としてパノラミックビューモニターは後付け出来ません。
そもそも、メーカーオプションですからね。
すごいスキルのある方であれば、正規の部品をトヨタ量販店から購入して取り付け可能でしょうが、一般の方では取り付けが難しいと思います。
パノラミックビューモニターを後付けするためには、フロントカメラも取り付ける必要があり、スピンドルグリルの加工、もしくは交換が発生します。
また、そういった方法で取り付けた場合、メーカー保証を失効する可能性があるのでおススメはしません。
参考までにですが…
アルファードとヴェルファイアに関しては、パノラミックビューモニターの後付けキットが社外品で出ているようです。
しかし、今のところレクサスのパノラミックビューモニター後付けキットは無いです。
なので、原則的には後から「パノラミックビューモニターが欲しいな…」
と思ってもバックモニターのように後付け出来ないので注意してください。
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パノラミックビューモニターは不要?(おわりに)
「パノラミックビューモニターが不要か?」ということに関して、個人的な意見ではありますが…
だと思います。
実際、あると安心です。
特にRXのように大きく、車両周辺の状況を確認しづらい車は間違いなくつけた方が良いと思います。
「慣れれば問題ない」とはよく言いますが…
逆に「慣れるまでどうするのよ?」というのが私の考えです。
車のサイズ感に慣れる前に人や物との接触事故を起こしてからでは遅いです。
確かに、軽自動車のような比較的小さな車には「パノラミックビューモニターは不要かな?」と思います。
周囲の確認をし易い車においては使わない機能となる可能性が高いです。
我が家の愛車2号であるハスラーにもパノラミックビューモニターがついていますが…
「全く使っていません!」
ですが、駐車や運転があまり得意でない人や家族のように複数の人間がたまに運転するようであれば取り付けるメリットが大きく必要なオプションになります。
その為、パノラミックビューモニターが不要かどうかは、やはり試乗でしか確かめられないです。
レクサスや他のメーカーのパノラミックビューモニターをはじめとした全方位モニターを使って、駐車や走行を行ってから必要・不要の判断を行うことをオススメします。
そして!
私のように試乗せずに車を契約する場合が発生したときは、「とりあえず安全装備はフル装備」をオススメしますよ。笑
今回の記事が、パノラミックビューモニターが「不要か?」「必要か?」で悩まれているオーナーさんのお役に立てれば幸いです。