この記事は「ドアスタビライザーの取り付け手順や工賃」についてまとめています。
- ドアスタビライザーの取り付け工具
- ドアスタビライザーの取り付け手順
- ディーラーでの取り付け工賃
前回はドアスタビライザーの効果についてご紹介しました。
今回は、そのドアスタビライザーの取り付け方法について紹介します。
取り付けを行ったのは、前回の記事でも紹介した愛車のレクサスRXです。
どの車種でも取り付け方法は同じなので…
本記事が、ご自身でDIY可能かどうか判断する参考になれば幸いです。
また、合わせてディーラーで取り付け工賃も紹介します。
「ドアスタビライザーを取り付けたいけどDIYがあまり得意じゃない…」
という方は、ディーラー等での取り付けがオススメですね。
工賃の情報も、「DIYか?」「ディーラー取り付けか?」を検討する上での参考になれば幸いです。
ちなみに、ドアスタビライザーはアマゾンでも簡単に購入できます。
ディーラー注文時の定価16500円(税込)よりも、だいぶお手頃価格となっています。(笑)
興味がある方は見てみてくださいね。
ちなみに!
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Contents
TRDドアスタビライザーの部品
TRDドアスタビライザー1セット当たりの部品は以下となります。
- ストライカー(TRDのロゴ入り部品)
- プレートA,B(黒い樹脂プレート)
- プレートベース(U字のプレート)
この1セットでドア2枚分です。
2ドアの車両の場合はこれが2セット必要です。
パッと見、これを取り付けるだけなので簡単そうですよね。
また…
今回、私が購入&取り付けしたのは「TRD」のドアスタビライザーです。
他に「アイシン」「GR」のドアスタビライザーがありますが、発売元や刻印等が違うだけですべてアイシン製です。(どれを選ぶかはお好み!)
まずはドアストライカー側から…
TRDドアスタビライザー取り付け前↓
TRDドアスタビライザー取り付け後↓
お次はドア側を…
TRDドアスタビライザー取り付け前↓
TRDドアスタビライザー取り付け後↓
ドアストライカー側のゴツさにはテンションが上がりますね。
ドアスタビライザーは、操縦性能の向上だけではなくドレスアップ効果もあります。
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ドアスタビライザーの取り付け工具
ドアスタビライザーを取り付けるための工具を紹介します。
使う工具としては…
- トルクレンチ(23[N・m]程度のレンジ)
- トルクスビット(T40,T30)
- スクエアドライバー
- ラチェット(お好み)
- パネルはがし(お好み)
- 養生テープ(お好み)
となります。
それぞれどこで使うか簡単に紹介します。
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トルクレンチ
トルクレンチはトルクスボルトに適正なトルク(締め付け力)をかけるために使用します。
ドアスタビライザーの説明書にもトルクスボルトのトルクが指定されているのできちんとトルクアップしましょう。
トルクレンチのレンジとしては5-23[N・m]のトルクがかけられる範囲であれば大丈夫です。
ただし、レンジが23[N・m]からあまりにもかけ離れたトルクレンチだとトルク値が適正に計測できないので比較的近い値のトルクレンチを使用するようにしてください。
ドアスタビライザーの説明書にもトルクスボルトのトルクが指定されているのできちんとトルクアップしましょう。
ちなみに私はこれを使いました↓
今回のドアスタビライザー取り付けにも使用する「T30」と「T40」のトルクスビットも付属しているのでおススメですよ。
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トルクスビット
ドアとストライカー側のトルクスボルトを脱着するために使うビットです。
- ドア側がT30
- ストライカー側がT40
一般的に持っている人は少ないかも…。
購入したトルクレンチに付属していたので、私は新たに購入する必要はありませんでした。
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スクエアドライバー&ラチェット
スクエアドライバーとラチェットは、トルクスビットを取り付ける為に使用します。
トルクスビットだけでは使用不可なのでドライバーやラチェットにセットして使います。
どちらか片方があれば作業可能です。
比較的ボルトのトルクが高いので、力が入るラチェットの方がオススメです。
私はこんな工具セットを使ってます。↓
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パネルはがし&養生テープ
養生テープ(緑のテープ)とパネルはがし(青いやつ)ドアストライカーカバーを外す際に使用します。
養生テープとパネルはがしを使うと楽に車体に傷をつけずに外せます。
私は傷つけるのが嫌なので必ず養生します。
ちなみにパネルはがしはこれ使ってます↓
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ドアスタビライザーの取り付け手順
それでは、本題であるドアスタビライザーの取り付け手順について紹介します。
こういったカスタムに慣れている方や工業系の方にはかなり簡単な作業になるかもしれません。
慣れていない人はちょっと苦戦するかも。
それでは紹介していきます。
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ドアストライカーの取り外し
まずはドアストライカー側の取り外し手順から紹介します。
作業的にはここが一番手こずるかも…。
それでは行きます。
①養生テープを張りつける
車体側を傷つけない為に養生テープを貼り付けます。
私は写真のように片側だけ貼り付けました。
ココはお好みで、全体に貼りつけても良いかもしれません。
②ドアストライカーカバーを外す
お次はドアストライカーカバーを外します。
適当なサイズのパネルはがしを樹脂製のカバー下に潜り込ませて外します。
片側を浮かせたら浮いていない方にスライドさせると簡単に外せます。
カバーを外すと無骨なドアストライカーが出てきます。
③トルクスボルトを外す
ドアストライカー本体を外すために2本のトルクスボルトを外します。
ここでT40のトルクスビットを使います。
結構固いです。
押す力7割、回す力3割ですよ。(笑)
押す力が弱いと「なめる」か「ビットが破断」します。
(「なめる」って、一般的に使う言葉なのかな?)
ここで2本のボルトを外せばドアストライカーが取れます。
これで2本のトルクスボルトとドアストライカーが外れました。
また、T40のトルクスボルトは再使用しますので無くさないようにしてください。
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ドア側のボルトを外す
今度は、ドア側のトルクスボルトを外します。
ただ、全部のボルトを外すのではなく…
写真中の「〇」がついている内側の2本のボルトを外します。
使うのはT30のトルクスビットです。
ストライカー側のボルトと同様になめらないように外します。
ドアストライカー側のT40トルクスボルトと同様に、ドア側のT30トルクスボルトも再使用するので無くさないようにしてください。
これで取り外し作業は完了です。
ここまででドア1枚分の所要時間5分です。
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ストライカーの取り付け
まずはドアストライカー側からTRDドアスタビライザーを取り付けます。
①ストライカーにボルトを入れる
ストライカーにボルトをあらかじめ入れる作業です。
ドアスタビライザーのストライカーは黒い樹脂部分がスライド式になっています。
この部分をスライドするとボルト穴が見えます。
ここで先ほど取り外した2本のT40トルクスボルトをドアストライカーの穴に入れます。
このとき、手を離すとスプリングでスライド部分が戻ってきてボルト穴を隠してしまいます。
スライド部分が戻らないように手で押さえながらボルトを入れます。
②ストライカーを取り付ける
取り外した時と同様にT40のトルクスボルトでストライカーを取り付けます。
この時ドアストライカーのスライド部分がスプリングで戻ってきてボルトヘッドを隠してしまうので…
手で押さえながらボルトを締めてください。
ただし、ボルトは仮締め程度にしておきます。
③指定トルクで締める
最後にトルクスボルトに指定トルクをかけます。
指定トルク値としては23[N・m]となります。
今回、使用したトルクレンチはリミット式なので…
セットしたトルク値になるとクリック音がなります。
いつもはビーム式やダイヤル式なので、なんか新鮮。(笑)
ドアストライカー側はこれで完成です。
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ドア側へのプレート取り付け
ストライカー側が完了したので、お次はドア側のプレートを取り付けます。
ドア側は、ストライカー側よりも簡単です。
①プレートベースと取り付ける
先ほど取り外したT30トルクスボルトでベースプレートをドアに取り付けます。
ベースプレートをボルトとドアで挟み込むという感じですね。
この時、ベースプレートの裏表に注意してください。
方向は、上の写真を参考にしてください。
逆に組むとベースプレートが変形しますのでご注意を。
ここでもボルトを仮締め程度にしておきます。
②適正トルクで締める
ドアストライカー側と同様に、仮締めしているボルトに指定トルクをかけます。
ドア側のT30トルクスボルトの指定トルク値は5[N・m]です。
ストライカー側と比較するとかなり弱いトルクですね。
③プレートA&Bを取り付ける
プレートA&Bをベースプレートに取り付けます。
プレート「A」と「B」は、形状が違います。
間違わないように注意してください。
ベースプレートとプレートA&Bにはそれぞれツメがあります。
そのツメをお互いにはめ合わせるようにスライドさせて取り付けます。
この時にきちんと奥までスライドさせて取り付けてください。
これがスライドが不十分だと脱落の恐れがあります。
ちなみに上の写真はプレートBを取り付けているときの写真ですので、取り付け時の参考にしてください。
ベースプレートにプレートA&Bをつけたら完成です。
ドア側もボルトむき出し状態だった最初と比較するといい感じです。
ここまでで所要時間15分程度です。
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ドアの開閉確認
取り付けたら必ずドアの開閉確認を行ってください。
この際ドアの様子を見ながらゆっくりと開閉してください。
ドアの開閉でドアスタビライザーの構成部品が脱落したり…
ドアが閉まらないということが無いことを確認してください。
そういったことが無ければ作業は完了です。
ちなみに、ドアスタビライザーの効果の記事でも紹介しましたが…
ドアスタビライザーの取り付け後は、ドアを閉める音が「バフっ!」から「ボムっ!」という感じの気密性が高い感じのする音に変わります。
その為、ドアを閉めた音がそういった感じに変わっていても異常ではありません。
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他のドアの作業も同様
他のドアも上で紹介した手順と同様に作業を行います。
レクサスRXの場合は、全くもって同じ手順でしたね。
ドア1か所あたり15分程度でしたので、4ドアの車であれば1時間程度で終わりそうですね。
「カスタム慣れしている方」や「器用な方」ならもっと早いと思います。(笑)
ちなみに、レクサスRXのドアストライカー側(リア)です↓
そして、レクサスRXのドア側(リア)です↓
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ドアスタビライザーの取り付け工賃は?
ドアスタビライザー取り付け工賃についてレクサスディーラーに問い合わせてみました。
私がお世話になっているレクサスディーラーの取り付け工賃は…
ただし、この工賃はドアスタビライザーの取り付け自体の金額ではありません。
ご存じの方も多いでしょうが…。
ディーラーの工賃は時間制で、マイディーラーだと1時間あたりの工賃が12000円です。
ドアスタビライザーの取り付け作業時間は30分もあれば十分だということで6000円です。
また、レクサスディーラーはトヨタブランドのディーラーよりも工賃が少し割高のようです。
なので、他のディーラーではもうちょっと安い可能性がありますね。
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おわりに
DIY出来そうでしたか?
実は、作業としては簡単です。
良く車いじりを行う方は、所持しているような工具類です。
逆にそういった方でない場合は、なかなか持ってないですよね。
私の場合は、トルクスビットとトルクレンチを4000円程度で購入したので、ディーラー取り付け工賃との差額は2000円程度ですね。
それ以外にもドライバー等の工具も必要なので…
工具を持っていなければディーラー取り付けの方が安上がりですね。
ただし…
工具は汎用性があるので持っていて損はないですから。
ちなみに…
ディーラーでドアスタビライザーの注文と取り付けを行う場合は、定価なので1セットが16500円(税込)もします。
それがアマゾンだと2500円ほど安いです。(今のところ約14000円)
そなると、ドア4枚分の2セットで5000円程度の節約が可能となります。
持ち込み取り付けが可能かどうかはディーラーに問い合わせる必要がありますが…
持ち込み可能ならば…
あらかじめアマゾン等の通販でドアスタビライザーを購入しておいた方がお手頃価格で取り付け可能ですので、是非ご活用を!(笑)
ドアスタビライザーは、かなりオススメなので悩んでいるなら是非つけてみてください!
今回の記事がドアスタライザー取り付けをご検討の方のお役に立てれば幸いです。